ハッシュドビーフは牛肉をデミグラスソースで煮込んだ料理です。
ハッシュには「細かく刻む」「薄切り」の意味があるそうです。
見た目や具材はカレーに似ていますが、使う調味料や食材の切り方に料理の由来があるので、給食献立を考えながら、日々学びがあります。この学びを給食を通して、子ども達へ伝えていきたいと思っています。
今日の給食に、県産いかげそを使ったから揚げをだしました。
担任の先生から「前歯が抜けて、イカゲソが噛めない子がいますよ」と声をかけられたので、教室に入ってみると、乳歯が抜けている子ども達が数名いて、「かたいー」と奥歯で一生懸命に噛んでいました。
「イカゲソはかたいけど、よく噛んで食べると午後の授業で頭の働きがよくなるから、勉強頑張れるよ!」
「かたいのを噛むことで、丈夫な大人の歯がはえてくるよ!」と励ましました。
日常の食事でかたいものを噛む習慣が少なくなっているので、噛むことを意識した献立を取り入れるようにしています。
かたい食材(いか、たこ、海藻、豆、根菜、ナッツ類など)をご家庭でも食事に取り入れると、あごの発達や脳の活性化、歯の健康にもつながります。噛む習慣を意識しましょう!
【献立】麦ごはん ハッシュドビーフ いかげそから揚げ
ハムとナッツの野菜サラダ 牛乳
更新者:上野(学校栄養職員)