今日は旧暦の8月15日「十五夜」です。
中秋の名月には、全国各地で収穫した芋や栗、お団子をそなえてお月見をする風習があります。これは平安時代に中国から取り入れられたそうです。
沖縄ではお団子ではなく「ふちゃぎ(吹上餅)」を仏壇や火の神へそなえて、収穫への感謝と豊作を祈ります。
本来は甘味を加えない、素材の味を堪能するふちゃぎ。
今日は子ども達にも食べやすいようさつまいもを餅に加え、小豆は砂糖で少し甘味を足しましたので、「ふちゃぎ風」としました。
しっかりこねた餅をまるめます。
小豆をまんべんなくまぶしていきます。本来の作り方は蒸した餅に小豆をまぶして仕上げます。
蒸し器にきれいに並べて、蒸していきます。
小豆が柔らかく煮すぎて、少しつぶれてしまいましたが、沖縄に伝わる行事食を子ども達へ受け継いでいくために、献立に行事食や郷土料理を取り入れています。
今夜は子ども達と月を見上げて、秋風を感じてみてくださいね。
【献立】もちきびごはん ゆし豆腐汁 スルルーごま天ぷら
ゴーヤー卵とじ ふちゃぎ風 牛乳